生まれ……1959年9月6日

    出身地
…… 鹿児島県

    血液型
…… O型

    横浜市立大学商学部卒
吉俣 良 【作曲・編曲家】

1959年鹿児島市生まれ。

1977年横浜市立大学へ進学のため上京。大学在学中、ディスコバンドで活動し、美空ひばりのバックバンドのオーディションに受かったことをきっかけに、プロとして本格的に活動を始める。

1984年から1992年まで、『リボルバー』にキーボードプレイヤーとして参加。その傍ら、レコーディングミュージシャン、アレンジャーとしてあらゆるジャンルの音楽を手掛け、フジテレビ系ドラマ『おいしい関係』('96)で初めてサウンドトラックを手掛ける。

その後、『空から降る一億の星』('02)、『Dr.コトー診療所』('03,'06)、NHK朝の連続テレビ小説『こころ』('03)、『風のガーデン』('08)、『薔薇のない花屋』('08)、韓国ドラマ『イルジメ(一枝梅)』('08)『青い海の伝説』('16)、土曜時代劇『忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~』('16)、『恋なんて、本気でやってどうするの?』('22)、『18/40~ふたりなら夢も恋も~』('23)など、数多くのテレビドラマの作品を手掛けている。

2008年度NHK大河ドラマ『篤姫』は、“篤姫ブーム”の中、異例の大ヒット作品となり、同年には、出身地でもあり、『篤姫』の舞台にもなった鹿児島から“県知事特別表彰”を受け、2008年に“薩摩大使”、2019年に“鹿児島市ふるさと大使”を委嘱される。
そして、『篤姫』に続きNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』('11)も担当する。

また映画音楽では、『冷静と情熱のあいだ』('01)のサントラが韓国でも話題となり、現在でも数多くCMに起用されている他、『バッテリー』('07)、『阪急電車 片道15分の奇跡』('11)、『四月は君の嘘』('16)、『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』('20)、ドキュメンタリー映画『テレビで会えない芸人』('22)、『Dr.コトー診療所』('22)などを手掛けており、薬師丸ひろ子、吉田山田、aikoらのアーティストのアレンジを担当するなど、作曲・編曲家として様々な分野で幅広い活動を展開中。

2008年、浜離宮朝日ホール(東京)で総勢24名による初のソロコンサートが行われ、オーケストラとの共演やアーティストとのコラボレーションにも意欲的に取り組み、日比谷公会堂開設80周年記念曲や第30回国民文化祭かごしま2015のテーマ曲も手掛けるなど、ソロ・アーティストとしての活躍の場も広げている。ベストドレッサー賞2018「学術・文化部門」を受賞。また、2019年、鹿児島市制130周年記念曲「未来へつなぐ鹿児島」を作曲。2023年「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」の式典音楽も手掛けている。

2011年、ニューヨーク公演『KUTSUKAKE TOKIJIRO』の音楽を手掛け、全17公演プレイヤーとしても参加。2017年に韓国ソウル世宗文化会館や東京文化会館でオーケストラ公演を行い、また2018年以降、3度に渡り東京オペラシティコンサートホールなどにてローマ・イタリア管弦楽団と共演し、好評を博している。

2024年、池波正太郎生誕100年企画「鬼平犯科帳」SEASON1の音楽を担当。